洛外放浪譚 5かみがも
すっぴんの京都が楽しめる季節。隠れ紅葉スポット、華麗で趣深いお寺をご紹介。ひそかにファン多しのさんぽ道へ。
11月24日(火)前半は世界遺産かみがもを楽しみました。
今回は北山駅から鞍馬街道の一本西側の道を通り、深泥池、太田の小道を通り、大田神社から社家の街並みを通り上賀茂神社におさんぽしました。
深泥池から歩くことで真のかみがもが見えてきます。 大田神社の裏に大田の小道というお散歩道があります。 深泥池は氷河期の時代からの水生生物が生息し続けていて、天然記念物に指定されています。 また、京都で最古のこの池は、底なし沼と言われています。
この界隈幽霊が出ると有名!?タクシーの逸話は新聞にも掲載された!!
秋葉神社 すぐきの神様
すぐきの神様秋葉神社の縁起
すぐきの神様秋葉神社の縁起(石碑原文ママ) 昔みぞろが池は、七つ森七軒村と云われ、一番森を消し山と称し、火伏せの秋葉神社が一二〇〇年前から祀られていました。 所が、此の神社が神仏混交であることを因として、廃仏棄釈の令により、加茂社の社家が社を打ちこわしました。 翌年の三月春、修復を怠った村に大火が発生し家財農具も一切が焼失しました。失意の村人たちが焼け跡を整理していると、どの家の後にも漬物桶が焼けながら中身が焼け残っていました。疲労と空腹に耐えていた人々が其の漬物をあけると「あっ火が入っている、いい匂いがする」と村の長が漬物の茎を一本試食しました所「酸い茎や」と云いました。 これが「すぐき」発祥の歴史であります。火の神様である秋葉神社の神様が私共に罰を与えると共に反省を求め、生命の根源である酵素の漬物を恵み賜ったのであります。
大田の小道から大田神社
かきつばたが天然記念物指定されている。ここの池の水を入れ替えると雨が降ると言われている。
3歳の春、上賀茂神社の東側に拡がる神宮寺山を養姉に連れられて散歩をしている時、房次郎に永遠の記憶を残す「真っ赤な躑躅(つつじ)の咲き競う光景」を見る。房次郎はこの激しい色彩の渦を見て「美の究極」を感じ、自分は美とともに生きようと決心したという。
社家
社家とは神職の事で社家町とは神職の家が立ち並ぶ街並みです。 京都市の上賀茂伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。
西村家庭園 (唯一拝観できる)書院から見る庭が美しい、庭には明神川の水を引き入れて綺麗なまま明神川に返している。 社家である錦部家所有の頃に使われた、神事の前に身を清めた「みそぎの井戸」、上賀茂神社の御神体山である「神山(こうやま)」の降臨石をかたどった石組などが残っており、神職たちの昔の生活が偲ばれます。
なり田のすぐき
なり田のすぐき
求味専心
言葉の通り慢心せずただひたすら300年以上も味を磨いてきたそうです。 文化元年(1804年)当時の所司代から出された『就御書口上書』で「すぐきはたとえ一本といえども他村へ持ち出すことを禁ず」 と朱書きされて種一粒たりとも持ち出すことがなかったので上賀茂の地にのみ「すぐき」の発行技術が伝わったのだとか。 店にかかる鈴は、鈴なりに繁盛するという意味と鈴の「鳴る」となり田の「なり」をかけているそうですよ。 すぐきは11月ごろ収穫され12月から出回る。 浅漬けは12月ごろ、10月ごろはよく浸かったすぐきが味わえる 収穫時には茎が朝露でしなっている午前ではなく、お日様の光で元気な午後に収穫するそうです。
上賀茂神社
上賀茂神社は通称で「賀茂別雷神社」といいます。御祭神は賀茂別雷大神 神代の昔、本殿の背後北北西に位置する秀峰・神山に御降臨になり、第四十代 天武天皇の御代・白鳳六年(678)には、山背国により賀茂神宮が造営され、現在まで殆ど変容することのない御社殿の基が築かれました。 第五十代 桓武天皇による平安京遷都以降は、皇城鎮護の神・山城国一之宮として歴代の天皇が行幸・奉幣祈願され、明治時代以降大東亜戦争終戦まで伊勢の神宮に次いで全国神社のなかでも官幣大社の筆頭となりました。 古より皇族はもとより、貴族、武家の社参相続き、現在も多くの人々に崇敬されています。 平成六年には二十三万坪の境内全域が「古都・京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されました。 (公式サイトより) 大和朝廷の頃には加茂氏の勢力がすごかったため、勢力を2分するために上と下を分けたといわれております。
立て砂 三角形の山(神山本体の形を象っている)盛り塩の原点で 右側2本 松の枝 浄 左側3本 松の枝 祓 2は女性を表す 3は男性を表す
賀茂別雷大神は玉依姫の子とされている。 玉依姫が石川の瀬見の小川(鴨川)で遊んでいたところ、川上から丹塗矢が流れてきた。 それを持ち帰って寝床の近くに置いたところ玉依姫は懐妊し、男の子が生まれた。これが賀茂別雷命である。賀茂別雷命が成人し、その祝宴の席で祖父の賀茂建角身命が「汝の父と思はむ人に此の酒を飮ましめよ(お前のお父さんにもこの酒をあげなさい)」と言ったところ、賀茂別雷命は屋根を突き抜け天に昇っていったので、この子の父が神であることがわかったという。丹塗矢の正体は乙訓神社の火雷神であったという。 俗説には賀茂別雷命の父は松尾大社の大山咋神であるとも言われる (WIKIPEDIAより) 水の音が聞こえる神社です。また橋の種類が多数あります。
建築物は重要文化財が34あり、明治以降は式年遷宮はしていない。塗り替えのみです。 境内にある葵家さんの焼き餅はその場で焼いてくれます。ぜひお召し上がりください。
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