洛外放浪譚【洛南】⑫とうふくじ
規模の威容は東大寺に、優れた教学は興福寺に
奈良の二大寺にあやかり、一字ずつ取って「東福寺」。
日本最大最古の禅宗建築が軒を連ねる6LDK の大伽藍は、壮大で優美なフォルムの競演!
「通天橋」からの紅葉は京都屈指の名勝です。
塔頭は絶景庭園の宝庫。
心静かに安らぎたいときに、ぜひ。
鎌倉以降は庶民仏教の時代
暮らしに仏教が浸透しているというふうに伝えた
東福寺は何が素晴らしい?
日本最古日本最大、のものが軒を連ねている明治までは70の塔頭があったと言われています
お寺は基本的に南から北へお参りするものなので鳥羽街道から北に上がっていくのが自然なルートです。なので今回は鳥羽街道からいきます。
光明院
虹の苔寺と呼ばれています。
塔頭はほとんどが観光寺院ではないですが入り口に竹筒がありましてそこに300円入れていただきましたら拝観できます
虹の苔寺・昭和 14(1939)重森三玲により「波心庭」作庭
この玄関も見てくださいこの辺りに紅葉の意匠などが美しい
光明を照らすというポリシーのもと作られているお寺でもあります
どの角度からも美しく見えるように配置されています
州浜型の白砂に苔の池。3 組の三尊石組を光明が放射するように配す。全国から集められたサツキやツツジは雲紋を表す。
「雲ハ嶺上ニ生ズルコトナク、月ハ波心ニ落ツルコト有リ」
建築的には8 M の欅の板を1枚板をそのまま廊下に使ってられたりするんです
その空間で教えを感じるというそれが禅宗の特徴でもありますこれは昭和に建てられた今度実はこの後半は1391年ですから鎌倉末期に創建されているんですけども、神仏分離令で取り壊されてしまうのでそこで1911年大正年間から明治期、神仏分離令後の廃仏毀釈で荒廃→横幕滴泉がというご住職が20年以上托鉢を続けてそれで本堂再建されたのが昭和の頃ですねちょうどその頃に昭和 14(1939)重森三玲により「波心庭」を作られたました。
そうだ京都へ行こうの日本のガーデニングですどなたかこの美しさについて論理的科学的に説明していただけませんかなんて言うのポスター
東福寺
禅寺には池が必ずあります
禅宗のお寺には捉えた魚を放すところでこういった池で儀式をしたりもするんですが門の前に池がある、すぐ北側には御本堂があるのが一般的でそれを仏殿とか言います、その奥に法堂があるのですが、東福寺は法堂と仏殿がミックスされています
後はそのお坊さんがお住まいされる庫裡と思います方丈と言います。
通天橋のお庭が見事ですが境内を川が流れてる所っていうのが珍しいですよねその川を挟んで紅葉が植えてあります
桜があると修行の妨げになりますっていうことから室町時代ですねその桜を伐採されるんですねそれでも紅葉だけになるわけですけども、さくらがあったらみんなの観光地になっちゃうからっていうことなんです
方丈:明治 14 の火災後、明治 23(1890)に再建。南庭
四方に庭がある
北庭
浴室
三黙堂>禅堂、食堂、浴室のこと。または、禅堂、浴室、東司のことをいう。静かに黙していると何か発想が浮かぶ?
芬陀院
雪舟寺
芬陀院・二度の焼失で荒廃→昭和 14(1939)重森三玲が一石の補足もなく復元
雪舟は幼い頃お寺で修行していましたが、その頃から絵が好きで寺の修行せず絵ばっかり描いていました。
怒った住職は柱に縛りつけたそうです。しばらくして見に行くと床にネズミがいて追い払おうとしたが動かないのでよく見ると、床に落ちた涙で雪舟が描いたものだったらしい。それを見て住職は絵を描くことを許可したという逸話があります。
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