手間を一切惜しまない・・・京からかみの味わい
2020年2月11日の授業は、心の「すこやかセラピータイム」からスタート♪
太古から延命長寿は、人々の切なる願いだったはずなのに・・・ 晴れて100歳を超えて生きられる時代になった今、「日本人の74.2%が100歳まで生きたいとは思っていない」そうです。
そんな中、希望の星のようにキラキラと輝き生きる104歳の現役、史上最高齢の長唄三味線奏者・杵屋響泉さん。 富士フィルムのメッセージ映像による素晴らしい演奏を皆さんと拝見しました。
杵屋さんにとっての長唄三味線のように、文化には人を輝かせる力があること。イキイキと輝き生きる姿を後に続く人の心に遺すことが、文化財の本質だな~と、杵屋さんを見て思いました。
京都文化浴大学では文化を五感で受け止めながら、100歳を超えて生きたい!と思える学び舎にして参りますね!
さて、本日の午前授業は、「手間を一切惜しまない…京からかみの味わい」と題して、株式会社丸二の豊本裕子先生から、京からかみの歴史と魅力を学びました。
豊本先生は大学時代は陶芸を専攻。元々古いものに興味があり、大学卒業後は建築設計の勉強をしつつ古材文化の会に関わりはじめます。
そこでの人脈により古民家改修を中心に設計事務所で働くこと10数年。そしてデスクワークより現場寄りの仕事がしたいと思い、4年前に京からかみに携わることになります。
手彫りされた伝統文様の版木に、雲母、胡粉、布海苔、顔料などを配合した絵具を乗せ、手のひらで職人が一枚一枚紙に刷り上げる京からかみは、平安時代から受け継がれてきましたが、今日でもインテリア素材として使われています。
日本の美は見たものを一旦解釈して、そのエッセンスだけを絞り出してデザイン化するという特徴があります。文様はまさにそれを体現したものなのです。だからそのデザインを見つめ、想像を膨らませるのが楽しいのです!
さぁ、次は実際に版木をつかって京からかみを作る時間です♪
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