伝統の世界 紋様のいろは
あけましておめでとうございます。
1月12日(火)のオンライン講座は「伝統の世界 紋様のいろは」です!
講師は大内惣介先生 (ouchi sosuke)です。
図案家
公益社団法人 日本図案家協会 元副会長
テキスタイルデザイン 春紅園 代表
Interir Art Product 春紅 代表
1952年生まれ。日吉ヶ丘高等学校日本画科卒業後、図案家・大内精二塾に入塾10年間の弟子入り修行、その後独立、着物デザイン・インテリアデザイン等、和風のデザインを多方面に生かし活動する。
2001年からは「日本の伝統文様を正しく理解し、新しい時代に生かす」事を目的とした図案塾を仲間と共に結成し、講習会や講演を通じて、日本の文様の啓蒙・普及事業に力を注いでいる。
松竹梅鶴亀は何故めでたい?
松竹双鶴文八稜鏡
重文 室町時代 熱田神宮蔵
中華思想(崑崙山伝説)からきている。
また鶴を鳳凰に亀を龍に見立てている。
・松は常緑
・竹は常緑で倒れない
・梅は春一番に咲く、また香りが美しい
・鶴亀は長生きの象徴
崑崙山
古代中国伝説の天界。
中国の西の果てにあり、黄河の源で玉を産
出し、仙女の西王母がいるとされた。
仙界とも呼ばれ、八仙がいるとされる。
丸 三角 四角
●丸
丸は太陽、宇宙を凝縮した形で、北野天満宮の梅鉢紋などが有名
また、七曜紋の丸は 日 月 火 水 木 金 土 を表す
曜は輝きを表す。
九曜紋 細川家の紋様など
丸はめでたい象徴です。
主に模様は自然界が持っている力にあやかりたい気持ちを表す。
七宝(仏教でいう7つの宝):金 銀 瑠璃 玻璃(琥珀) しゃこ(貝) 珊瑚 瑪瑙(めのう)の事
丸を綺麗に繋げて模様を作る。延々と繋がっていく繁栄を表している。
唐草も同じで四方八方に人がるため繁栄して広がっていく。
□四角
市松模様(石畳模様)
江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が江戸・中村座での舞台「心中万年草(高野山心中)」で小姓・粂之助に扮した際、白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、市松はその後もこの模様を愛用して奥村政信・鳥居清重・石川豊信などがその姿を描いたことから着物の柄として流行した。(出典:wikipedia)
初代佐野川市松
日本人はあまり四角は好まない。角があることから角が立つと言われる。四角を使うときは角を取った形で使用される
▲三角
三角は尖っているものを表し、魔除け厄除けに使われる。
鱗紋など
鱗紋
その他幾何
籠目:悪いものを取り込めるという魔除けの模様
麻葉:成長を表す麻の葉のようにすくすく成長するようにという思い
紗綾形(さやがた):卍繋ぎと言われる江戸時代の舶来品の生地によく用いられた地紋
模様は自然界が持っている力にあやかりたい形を使用する!<br>
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